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ポリカルボキシレート系高性能減水剤と従来の高性能減水剤の比較

投稿日6月30日,2025

ポリカルボキシレート系高性能減水剤 ポリカルボン酸系高性能減水剤は、主に開始剤の作用下で不飽和モノマーを共重合し、活性基を有する側鎖がポリマーの主鎖にグラフトされているため、高効率、スランプロスと収縮抵抗を抑制し、セメントの凝固硬化に影響を与えない機能を備えています。ポリカルボン酸系高性能減水剤は、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物NSFやメラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物MSF減水剤とは全く異なります。低用量でもモルタルコンクリートの流動性を高め、低水セメント比でも低粘度でスランプ保持性能を発揮します。各種セメントとの相性が比較的良く、高強度・高流動性モルタルコンクリートに欠かせない材料です。

写真1 

ポリカルボキシレート系高性能減水剤 木カルシウム減水剤とナフタレン減水剤に続く、第三世代の高性能化学減水剤です。従来の減水剤と比較して、以下の利点があります。

a. 高い減水率:ポリカルボン酸高性能減水剤の減水率は25~40%に達します。

b. 高い強度成長率:強度成長率が非常に高く、特に初期強度成長率が高くなります。

c. 優れたスランプ保持性:優れたスランプ保持性能により、コンクリートの時間ロスを最小限に抑えることができます。

d. 良好な均質性: 製造されたコンクリートは流動性が非常に良好で、注入や圧縮が容易であり、セルフレベリングおよびセルフコンパクションコンクリートに適しています。

e. 生産制御性:このシリーズの減水剤は、ポリマーの分子量、側鎖基の長さ、密度、種類を調整することで、減水率、可塑性保持率、空気連行性能を調整できます。

f. 幅広い適応性:各種純シリコン、一般シリコン、スラグケイ酸塩セメント、コンクリート製造用の各種混和剤に対して優れた分散性と可塑性保持性を備えています。

g. 低収縮:コンクリートの体積安定性を効果的に向上させ、ナフタレン系減水剤コンクリートの28日収縮を約20%低減し、コンクリートのひび割れによる被害を効果的に低減します。

h. 環境に優しい:無毒、非腐食性で、ホルムアルデヒドなどの有害成分を含みません。


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  • 投稿日時: 2025年6月30日